チャゲはいません。はい、オヤジギャグ終わり。

飛鳥は科学技術庁航空宇宙技術研究所によって研究開発された
STOL(短距離離着陸)実験機です。機体は空自のC-1輸送機を使用し
国産の低騒音ジェットエンジンを4基積んでいました。1985年初飛行。
最大の特徴は何といってもそのエンジンの配置でしょう。
主翼の上に乗っかっています。ジェットエンジン四発。
こうすることでジェット噴流そのものを揚力として得ることが出来る
そうです。(コアンダ効果と言うそうな。)
結果、当時の同サイズの旅客機に比べ約半分の滑走路で事足りる程の
結果を出したのですが
「更なる開発にお金が掛かる」「短距離離着陸機よりも空港の整備を」
という声に押され、この娘は要らない子となり現在は各務原航空宇宙博物館で
ひっそりと暮らしています。

YS-11の旅客運行が終了した現在、彼女達の為にも
国産旅客機の復活を願って止みません。

update:2006.11/2

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